防災リュックのおすすめ4選!市販防災リュックの中身をチェック

大地震や豪雨などの災害に備えて、「非常時にすぐに持ち出せる防災リュック」を準備しておくのは非常に重要だ。しかし「どんなものを入れておけばよいの?」「市販の防災リュックでよいのか」と迷う方も多いだろう。
この記事では、防災用のリュックに入れておくべきものから、市販の人気商品4種の中身を比較してご紹介する。各家庭のニーズに合った防災リュック選びの参考にしていただきたい。
防災リュックの準備
災害が発生したとき、誰しもが一時的なパニック状態に陥ることは想像に難くない。 特に地震は前触れもなく襲ってくるもの。 そんな時にでも、なるべくすばやく行動できるように必要なものを事前に準備しておきたい。
災害発生時にまず大切なのは「命を守ること」。そしてもし避難することになった場合に必要なのは、避難先での生活を支えるための準備。
防災リュックはその名の通り、避難先での生活を支えるための防災アイテムが詰まったバッグ。 パニックに陥りやすい非常時にも、すぐに持ち出すことを前提として準備する必要がある。
玄関や寝室など、すぐに持ち出せる場所に保管し、定期的に中身の見直しや賞味期限チェックを行うことも忘れずに行おう。
防災リュックの中身
政府広報による防災情報では、下記のようなアイテムが「非常持ち出し品」として紹介されている(参考:政府広報オンライン)。
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飲料水(500mlペットボトルなど)
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食料品(缶詰、乾パン、チョコレート、カップ麺など)
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貴重品(現金、保険証、身分証、印鑑)
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救急用品(絆創膏、消毒液、常備薬など)
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ヘルメット、防災ずきん
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マスク、軍手、使い捨てカイロ
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懐中電灯、携帯ラジオ、予備電池
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衣類・下着・タオル・毛布
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ウェットティッシュ、洗面用具
これらを基本として必要なものを揃えていこう。
女性であれば衛生用品をしっかり準備しておきたいどろうし、乳幼児がいる場合はオムツやその子にあった食事(粉ミルクや離乳食など)が必要だ。その人の状況によってそれぞれ必要となるものが出てくるだろう。
これらを1つずつ自分でそろえるのは手間がかかるが、市販の防災リュックならある程度必要なものが一式セットで揃っているため、手軽に準備できるのが魅力と言える。
女性が準備しておきたい防災リュックの中身
女性の場合は上記に加えて生理用品を含む衛生用品や簡易的な化粧品だけでなく、防犯面も配慮したアイテムを追加で準備しておきたい。
アイテム例
- 生理用品(ナプキン・タンポンなど)
- 下着の替え(数枚)
- メイク落としシート・洗顔シート
- 鏡(小型)
- ヘアゴム・ブラシ
- 常備薬(鎮痛剤など)
- 防犯ブザー
- 可能であれば護身用のアイテム
市販防災リュックを比較
以下では、人気の防災リュック4製品について、価格・内容・特徴等を比較してご紹介しよう。
防災防犯ダイレクトの地震対策30点避難セット
【価格】22,000円(税込)
※価格は販売サイトの状況によって変動するので各サイトで確認してください
特徴
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日本防災士会認定製品
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信頼の30点セット(保存水、アルファ米、トイレ、エアマット、LEDランタンなど)
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バッグは防水・反射材付きで災害時の夜間にも対応
メリット
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品質重視で内容がしっかりしており、防災士も推奨
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エアマットやポンチョなど、避難生活に役立つ品が揃っている
デメリット
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価格は少し高め
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少し重いなど、持ち運びに負担を感じる人もいるらしい
内容
- ソーラー多機能ラジオライト
- 5年保存水(500ml×4本)
- 缶詰ソフトパン(100g×3)
- 食品加熱袋
- 加熱剤
- ウェットボディタオル
- 非常用簡易トイレ(×3回分)
- アルミブランケット
- アルコールジェル
- マルチツール
- エアーまくら
- アイマスク
- 耳栓
- スリッパ
- 非常用給水袋
- 水のいらないシャンプー
- 緊急用呼子笛(IDカード付き)
- レジャーシート
- 軍手
- 歯ブラシ
- 歯磨き粉
- 布ガムテープ
- レインコート
- カイロ(×2)
- 三角巾
- 乾電池(×4)
- マスク
- 緊急時連絡シート
- 防災アドバイス
- 救急セット
防災のミカタ 防災リュック 1人用 45点
【価格】13,900円(税込)
※価格は販売サイトの状況によって変動するので各サイトで確認してください
特徴
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防災士監修の45点セット(≒45種類)
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水・食料3日分、簡易トイレ、防災マニュアルも付属
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上位モデルもあり
メリット
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コスパが良い
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トイレ関連や衛生面のアイテムも充実
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手頃な価格でバランスのとれた内容
デメリット
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バッグの耐久性にやや不安ありとのレビューも
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食料の内容はやや簡素
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45点は45種の品物が入ってるわけではない。乾電池×4=4点のような数え方だと思われる。
内容
- 多機能リュック
- ランタン
- ラジオライト
- 乾電池式モバイル充電器
- 単三乾電池
- 単四乾電池
- 歯ブラシセット
- エアーベッド
- 絆創膏
- 軍手
- レインコート
- 非常用トイレ
- 個包装マスク
- からだ拭きシート
- 給水袋
- 防災ハンドブック
- 内容物一覧チェックシート
- 4層アルミシート
- カイロ
- クールタオル
- アルファ米(梅じゃこご飯、五目ご飯、わかめご飯)
- 非常用スイーツ
- 5年保存水
HIH 防災リュック 1人用 ハザードリュック 36点セット
【価格】15,800円(税込)
※価格は販売サイトの状況によって変動するので各サイトで確認してください
特徴
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アルミ製防災ブランケット、簡易トイレ、充電対応ラジオなど、実用性の高い36点
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バッグは女性でも背負いやすいサイズ感
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HIHは東日本大震災の教訓を活かして生まれた福島県の防災ブランド
メリット
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コンパクトながら内容充実
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非常用トイレが多め
デメリット
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食料は少し少なめ
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バッグ容量がやや小さめで、後からの追加は難しい場合も
内容
- 非常持ち出しリュック
- スマホ対応手回し充電ラジオライト
- 光る防水スマホケース
- 小型LEDランタン
- 単4電池(必要本数分)
- カンパン
- えいようかん
- 保存水(3本)
- 非常用給水バック
- 携帯用トイレ(2個)
- トイレの凝固剤(10個入)
- ポリ袋(10枚入)
- マスク
- 防災頭巾
- スモークガードパック
- 小物入れポーチ
- エマージェンシー3点セット(軍手、笛、ロープ)
- 冷熱遮断エアーマット
- 簡易寝袋
- 歯ブラシ(2本)
- レインポンチョ(男女兼用1組)
- アルミ保温シート
- ポケットティッシュ(2個)
- ウェットティッシュ
- 三角巾
- エイドクルー9点(爪切り、エチケットハサミ、耳かき、毛抜き兼ピンセット、爪ヤスリ、キズテープM×3、カラー綿棒×10、ワンタッチ包帯、コットンパフ×3)
アイリスオーヤマ 防災リュック 1人用 31点
【価格】9,728円(税込)
※価格は販売サイトの状況によって変動するので各サイトで確認してください
特徴
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低価格ながら基本セットを網羅
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極厚エアベッド付き
メリット
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安価で入門用に最適
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最低限の防災用品を手軽に準備できる
デメリット
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内容は必要最小限なので追加するのが前提
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食料・水は別途用意する必要がある
内容
- 懐中電灯ランタン(単3形乾電池×2本・別売り)
- 長期保存単3形乾電池×12本
- 乾電池式携帯充電器(単3形乾電池×8本入り)
- エアベッド
- アルミブランケット
- エアベッド用ポンプ
- エア枕
- 携帯用トイレ×3個
- 綿棒×20本
- マスク(ふつうサイズ)7枚入り
- 歯ブラシ×3本
- からだふきシート50枚入り
- ティッシュペーパー
- ウェットティッシュ10枚入り×3個
- ラップ
- プラカップ×5個
- ウォータータンク5L
- 割りばし×3膳
- スプーン・フォークセット
- 紙皿×3枚
- レインポンチョ
- ラバー手袋
- リュック
- ボディタオル
- ポリ袋
- EVAサンダル(26cm)
- ホイッスル
- 筆記用具セット
- 防水スマホ袋
- カッターナイフ
- 2WAYドライバー
まとめ
上記、市販の防災リュックをいくつか見てみたが、これら防災リュックの中身を自分で揃えるのはかなり手間なのがわかると思う。
なので、市販の防災リュックをベースにして必要なものを買い足していくのをおすすめする。
それぞれのリュックには価格や内容物などに一長一短があるので、ご自身の状況を踏まえて「自分や家族にとって何が必要か」を考えて選び、中身をカスタマイズしていこう。
防災リュックは、「いざ」というときの自分や家族の命を守るための大切な備え。 ずは1つ、防災リュックを用意するところから始めてみよう。
商品名 | 内容数 | 価格(税込) | 特徴 | おすすめタイプ |
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防災防犯ダイレクト 30点 | 30点 | 22,000円 | 高品質 | 品質重視派 |
防災のミカタ 45点 | 45点 | 13,900円 | バランス◎ | 初心者・家族用 |
HIH ハザードリュック 36点 | 36点 | 15,800円 | 実用重視 | 一人暮らし・機能性重視 |
アイリスオーヤマ 31点 | 31点 | 9,728円 | シンプル・軽量 | 入門用・コスパ派 |