非常食を備蓄して災害時に備えよう。非常食の選び方とおすすめ商品

非常食を備蓄して災害時に備えよう。非常食の選び方とおすすめ商品

大きな災害が起きたとき、スーパーやコンビニに商品が並ばなくなる、電気やガス、水道が使えなくなる ——

そんな事態は決して他人事ではありません。

地震や台風、大雨による大規模災害が発生すると、物流が停止し、スーパーやコンビニの商品棚が空になることがあります。また、電気やガス、水道といったライフラインが断たれた状態では、普段のように調理をすることも困難です。

そんな時に役立つのが「非常食」です。 食事は、過酷な避難生活の中で心身の健康を保つ大きな助けになります。

この記事では、非常食の必要性から選び方、備蓄方法、日常的に取り入れられるローリングストック法、そしてスーパーやコンビニで手に入る非常食まで、実践的な内容をわかりやすく解説します。


災害時に非常食が必要な理由と重要性

大きな地震や台風などの災害が発生すると、物流が止まり、スーパーやコンビニの棚が空になることがあります。
加えて、停電・断水・ガスの停止といったライフラインの寸断により、冷蔵保存や調理ができなくなるケースも多くあります。 そんな時に備えて、「そのまま食べられる」「調理が簡単」「保存性が高い」非常食を備蓄しておくことが大切です。

自宅に非常食があることで、非常時でも

  • 空腹の解消
  • 体力の維持
  • 精神的な安心感
    を得ることができます。

災害時、恐怖や不安におそわれた時でも「食」が確保できていることが大きな安心感につながります。

参考:


非常食を選ぶ際のポイント

保存期間

災害は「いつ起こるか分からない」からこそ、非常食には長期保存性が求められます。
市販されている非常食には、5年〜7年保存可能な「長期保存食品」が多く、アルファ米や缶入りパン、保存水などが定番です。

一方で、賞味期限1〜2年程度のレトルト食品をローリングストックで備蓄・消費していく方法もあります。 その場合では必ずしも長期保存の食品を選ぶ必要はありません。

栄養バランス

非常食というと炭水化物中心になりがちですが、タンパク質やビタミンを補える食品も意識して選びましょう。 アルファ米を使用したおにぎりや長期保存用のパンだけではなく、 例えば、缶詰の魚、野菜スープ、栄養補助食品などを組み合わせておくと理想的です。

利便性

場合によっては水や火が使えない環境に陥ることは十分に考えられます。 そんな状況でも食べられるものを準備することも大切です。

  • 開封してすぐ食べられるもの
  • 少量の水・お湯で戻せるもの
  • 軽量で携帯しやすいもの
    このような利便性のある食品であれば、いざというときにも安心です。

非常食の保存方法と管理

非常食は、次のような場所に分散して保存すると安心です。

  • キッチン収納(家庭内用)

  • 防災リュック(持ち出し用)

  • 車の中(外出時や帰宅困難時用)

賞味期限の管理も重要。 月に1回程度、備蓄食品を点検し、期限が近いものから食べて買い足す「ローリングストック法」が便利です。

非常食の選び方1:消費期限が長い非常用食品

定期的に管理するのが面倒な人は、とりあえず5年〜7年程度の長期保存できる非常食を準備しておくことをおすすめします。 最低でも「3日分×家族の人数分」の非常食を確保するのが基本ですが、可能なら7日分以上の備蓄をおすすめします。

長期保存が可能な非常食の例:

食品カテゴリ商品例備考
主食アルファ米(白飯・五目ごはんなど)水またはお湯で食べられる
おかず缶詰(魚・肉・煮物など)栄養価が高くそのまま食べられる
主菜代替レトルトカレー・丼の素温めればすぐ食べられる
補助食品クッキー・ビスケット子供も食べやすく携帯しやすい
甘味チョコレート・飴疲労回復やストレス軽減に役立つ
飲料保存水(5年保存など)水は1人1日3L目安

選び方2:食べ慣れたレトルト食品をローリングストック法で備蓄

普段の食生活の延長で備蓄できるのがローリングストック法です。

この方法では、

  1. 普段使いできるレトルト食品を多めに購入
  2. 普段の食事に使いながら古いものから消費
  3. 食べた分だけ買い足してストックを維持

という流れで備蓄を管理します。

無印良品のレトルト商品やインスタントラーメンなど、普段の食事で食べるものを使用すれば災害時にもストレスが少ないです。 災害時でもなるべく普段の生活に近くて美味しいものを食べたい方や消費期限のチェックなどの管理が面倒でなければおすすめです。

【おすすめ例】

  • レトルトご飯+レトルトカレー

  • カップスープやインスタント味噌汁

  • 野菜ジュースや栄養補助飲料

  • 冷蔵不要の豆乳パック

スーパーやコンビニで買える非常食

「防災コーナー」に行かなくても、実は日常のお店でも非常食になる商品はたくさんあります。

商品特徴
カップラーメン熱湯が必要。賞味期限は短め(6〜8ヶ月)
サバ缶・ツナ缶そのまま食べられて栄養価が高い(消費期限2〜3年)
レトルトごはん電子レンジが必要。ローリングストック向け。湯せんも可
シリアルバーやカロリーメイト手軽にエネルギー補給
飲料水2Lペットボトルは保存・管理しやすい

コンビニでは、長期保存食は少ないですが、ローリングストック用の食品は豊富にそろっています。

まとめ

非常食の備蓄は、「もしも」に対する心強い準備です。 長期保存が可能な非常用食品と、食べ慣れたレトルト食品の両方を活用して、無理のない備蓄を始めましょう。

ポイント

  • 最低3日分、できれば7日以上を目安に

  • 栄養バランスも意識して選ぶ

  • 賞味期限を定期的にチェック

  • スーパー・コンビニの商品も賢く活用

「いつか」ではなく「今から」できる備え。
まずは1食分から、始めてみてはいかがでしょうか?

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※正確な情報は各市区町村のホームページや防災ポータルを参照してください。

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